【インド経営大学】ルイス・カーンの作り出すコントラスト。

概要

さて、本日紹介する建築はインド経営大学です。この建築は、ルイス・カーンの設計で、1974年に竣工したインドのアーメダバードにある建築です。

ここで少しだけ自己紹介をさせてください。「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!

見どころ

このコントラストが特徴ですね。
空と建築、光と影などです。注意して見てみて下さい。

建築としての評価は?

建築家

今回の設計は、ルイスカーンです。
彼については以下のサイトで紹介していますのでぜひご覧ください!

【ルイス・カーン】

概要 さて、今日から紹介していくのは、かの有名なアメリカの建築家・ルイス・カーンです!彼は遅咲きの建築家として知られていますが、彼の初期の作品から見ていきましょ…

コンセプト

コントラスト、がコンセプトなのではないか、と私は思います。

「みどころ」のところで述べた通り、光のコントラストを作り出している他にも、プラザを中央に配置し、その緑と壁面レンガの赤との対比させる配置計画も見られました。

マテリアル

モダニズム時代の建築でありながら、インドの土着的な建築でもあるような佇まいを醸し出すのは、レンガのファサードだ。
これは、地元の職人を工事に使い、簡単な工法で建てられるためでした。

機能について

経営大学だそうです。
その形からは機能が予測できないですね。。。

唯一機能を示す建築のエレメントが、このサッシです。この中は学生限定で見学者が入ることができないそうです。

ヒューマンスケールからかけ離れた大きなスケールの窓が独特ですね。

外観

大胆なスロープですね。これは入口からのアプローチです。
向こうに見える樹木がレンガの色と調和しているように思わされます。

内観

上の「機能」の項でも紹介した大きな幾何学によってくりぬかれた開口です。
このように、直射日光が当たる壁面からいくつかのレイヤーを作ることによって、直射日光の強いアーメダバードでも涼しさを感じることができます。

ディテール

四角い開口の上もアーチになっていて、
「私はレンガに聞いた。 するとレンガは、「私はアーチ型をしていたい。」と答えた。」
といったルイス・カーンの、素材の声を聴くといった強い意志が感じられますね。

最後に

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日いろいろな建築家の方の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

昨日紹介した建築はコチラ!

【ソーク研究所】

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参照サイト等

インド、アーメダバードでルイス・カーンの建築と出会う。「インド経営大学」に行ってきた! | oh! my ブログ (s8d.jp)
10+1 website|Photo Archives196 インド (10plus1.jp)
インド経営大学 (1-4worldtrip.hippy.jp)

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