【廣澤美術館】建築を風景にする。隈さんの創る隠れ建築。

出典:隈研吾設計の廣澤美術館 - なにをいまさら… (naniwoimasara.com)

概要

こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!

さて、今日の建築は、茨城県の「廣澤美術館」です。私も行ってきました~!!
この建築は、2021年にオープンしたばかりです。この建築の特徴は、建築が、隠れていながら、幾何学的な形をしているということです。また、ひっそりなのに、びっくり、と参照した本には書かれています。どういうこと!?早速見ていきましょ~!

この建築は、ヒロサワシティ内にあります。ヒロサワシティとはゴルフ場や菜園、農園、バーベキュー場などの屋外施設を中心とした総合レジャー施設です。レールパークには新幹線や蒸気機関車などの引退車両展示があります。
~中略~
母体となる廣澤精機製作所は金属プレス加工やプラスチック成形加工を主力とするメーカーで茨城を中心に複数の工場を有しています。

引用:“隈研吾設計”「広沢新美術館」枯山水庭園と一体化された1500個の自然石により覆われた石積建築 (iskaa.net)

だから入口に車が置いてあったのか!下写真に写っています。前置きはこのくらいにして、建築について早速勉強していきましょう!

行ってみるには?

見どころ

自分撮影。

この建築の見どころは、ファサードに積み重なったです。
なんと、会長が全国各地から集めたそうで、合わせると6000トンにもなるそうです。びっくり!

また、別の角度からみると、全く別の表情をしている、というのもこの建築の特徴の一つ。
それは別の項で述べています!

所在地

アクセス

私も関東に住んでいますが、関東近辺のかたにとっては行ける範囲でしょう。
私は、神奈川県に住んでいますが、交通状況によりますが、その時は車で3時間ほどだったと思います。

ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。

もっと詳しく(独自の観点からの評価 )

建築家(構造設計)

また隈研吾氏の設計した代表的な建築で、もっとも有名なのは、国立競技場です。
近作で、都内にあるものの中はスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京根津美術館明治神宮ミュージアム、JR高輪ゲートウェイ駅、浅草観光センターなど多数あります。

また、著書に『自然な建築』(岩波新書)、『小さな建築』(岩波新書)、『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)、『広場』(淡交社)、『場所原論』(I、II)等があります。

この建築の近くには、「HOSHIIMONO 100カフェ」(境町)、シュクサンポウ美術館「S-gallerry」(境町)、「モンテネグロ会館」(境町)、「さかい河岸レストラン茶蔵」(境町)という建築もあります。いくつか私もその時に訪れました。ぜひ行くときは一緒に訪ねてみて下さい!

【さかい河岸レストラン茶蔵】

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同じ茨城県にある道の駅です。「さかいサンド」でも有名です。ぜひ行ってみて下さい!

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

昨日紹介した建築はコチラ!

【見城亭(けんじょうえん)】兼六園への期待高める隈建築。

概要 こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価す…

京都・兼六園の手前にあるお店に並ぶ建築です。

いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。もしよかったら見ていってください!

コンセプト

自分撮影。

あまりほかのサイトに載っていなかった、入り口の手前にある建築です。とても小さく、かわいかったです。木造の架構が見え、自分は面白かったです!

コンセプトは、難しいですが、この建築を見ても、やはり一番は建築を消すことなのかなと思いました。

機能的提案

美術館にもかかわらず、ところどころに窓を設けています。そこからの明かりが心地よく、豊かな緑が入り込んできます。
また、館内も外も広いのでのんびりとできる場所となっています。

外観

入り口などから見るこの美術館は、石に覆われ、建築が消されています。
しかし、美しい日本庭園から見ると、まさに美術館なところが見えます。それがこちらです。この表情もとても美しいです!

出典:隈研吾設計の廣澤美術館 - なにをいまさら… (naniwoimasara.com)

また、上から見ると、手裏剣のような、三角形の形をしています。一つの建築にこれだけ要素があり、それらが統一感を持って美しくまとまるというところがすごいです。

出典:hb-n01.webp (1169×780) (shimodate.jp)

内観

自分撮影。

中から見える日本庭園の姿も素敵です。日本の景色の使い方、借景障景が使われています。シンプルなのに美しいです。
本当に良い建築とは、本当に感じるもので、頭で考えてよいという結論が出るものではないのだと、隈さんの建築を見ると思います。

この建築の構成材料

自分撮影。

岩と木とガラス。
そういうイメージを持たされます。

計画のはなし

平面・配置プラン

自分撮影。

三角形の突き当りに、先程のように庭を窓から見せるスペースを設けたり、そのまま外に出られるスペースを設けています。
軒先が薄く、環境へととけこもうとしているところが見えます。

断面プラン

動線プラン

自分撮影。

これが、パンフレットとしてもらったもので、本当に広かったです。この美術館以外にも回れるスペースが倍以上あるので、日本庭園や、そこも楽しみたかったらぜひ4,5時間の時間をとってみて下さい。

環境プラン

自分撮影。

この水盤の先の薄さにさすが、とつい撮ってしまいました。

図面は?

公式サイトをチェック!

公式サイトはコチラ↓
廣澤美術館│ザ・ヒロサワ・シティ|茨城県筑西市 (shimodate.jp)

まとめ

参考書籍

隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!

この書籍も作品集ですが、上の書籍よりも深く学ぶことができます。上の書籍で広く浅く隈建築を知ったあとに、少し深掘りする、という使い方が良いと思います。
図面なども載っていて、ボリューム感が良いです。とてもおすすめです。

言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!

参照サイト等

・隈研吾建築図鑑 画・文:宮沢洋
廣澤美術館│ザ・ヒロサワ・シティ|茨城県筑西市 (shimodate.jp)
“隈研吾設計”「広沢新美術館」枯山水庭園と一体化された1500個の自然石により覆われた石積建築 (iskaa.net)
隈研吾設計の廣澤美術館 - なにをいまさら… (naniwoimasara.com)

参考にしている書籍の紹介

私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。

隈研吾建築図鑑です。

商品リンクはコチラ↓
https://amzn.to/3p04kBJ

今日のプチコラム

今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。

「場所原論」 著:隈研吾

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https://amzn.to/3I2CfRV

皆さん、明日も頑張りましょう!

施設概要

【廣澤美術館】建築を風景にする。隈さんの創る隠れ建築。” に対して2件のコメントがあります。

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