【九州芸文館】隈さんがつくる「折り鶴」

概要
周辺敷地のこう配屋根の木造建築との調和を図り、屋根が連なる集落のようなミュージアムとした。「集落」というイメージから、多様な素材をマッピングした。
九州芸文館は「本館棟」「アネックス1」「アネックス2」の3つの建築物を分散させていて、自然環境の中に立地する体験学習の場を意識しており、分散させることで、1つの建物内の教室だけで活動するのではなく、中庭や屋外を含めた公園全体と一体的に広く利用し、利用者に回遊性を生み出させたさまざまな活動形態が可能となっています。
行ってみるには?
見どころ
多様な表情を見せる屋根です。
公式サイトをまずチェック!
公式サイトはコチラ↓
建物の概要 筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」 (kyushu-geibun.jp)
所在地
アクセス

詳しいアクセス方法については、こちらの公式サイトをご覧ください。
アクセス 筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」 (kyushu-geibun.jp)
ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)
ご利用には、登録・ご予約が必要となっています。
こちらのサイトからお申し込み下さい。
筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」 (kyushu-geibun.jp)
もっと詳しく(独自の観点からの評価 )
建築家(構造設計)
お馴染み、隈研吾氏で、KKAAとなっています。
隈研吾氏の建築としては、ほかにも代表的なもので、森舞台、水/ガラス、石の美術館、広重美術館、根津美術館などがあります。自分のサイトでもこのうちのいくつかを紹介しているのでぜひご覧ください。
コンセプト
周辺に合わせた「勾配屋根」を使い、集落のような多様性を表すこと。
外観

外はもちろん、この「勾配屋根」からきているこう配が明らかです。
内観

そのこう配は中まで入り込んでいます。
隈研吾氏の最後までやり遂げるところが見えますね。
計画のはなし
図面は?
新建築データに載っています。
自分は、大学のおかげで無料で使うことができるのですが、新建築データへと登録はとてもためになると思います。
構造計画
構造は、日本設計がになっています。
鉄筋コンクリート造となっていて、一部が鉄骨造です。
環境計画

この広場を介して地域住民の方々も交流を深めることでしょう。
まとめ
参照サイト等
・隈研吾建築図鑑 画・文:宮沢洋
・建物の概要 筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」 (kyushu-geibun.jp)
・Kyushu Geibun Kan Museum (Main Building) – 九州芸文館 (本館) | Architecture | Kengo Kuma and Associates (kkaa.co.jp)
・筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」 (kyushu-geibun.jp)
・地域とともに歩む芸術文化交流施設・九州芸文館【隈研吾|福岡県筑後市】: Tadaoh! Design
参考書籍
隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!
この書籍も作品集ですが、上の書籍よりも深く学ぶことができます。上の書籍で広く浅く隈建築を知ったあとに、少し深掘りする、という使い方が良いと思います。
図面なども載っていて、ボリューム感が良いです。とてもおすすめです。
言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!
今日のプチコラム
最後までやりきることで、本当のコンセプトが誰の目にも明らかになる。
それが大切だと感じました。
皆さん、明日も頑張りましょう!
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