【STOREY HALL】

目次
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!紹介している建築については、今とても注目を集めるパラメトリックデザインを用いて設計されたものを紹介していますので、ぜひ見てみて下さい!
また、この分野に興味を持つ方は、英語圏にもたくさんいらっしゃるということで、今後英語で発信を始めようと考えています!
さて、今日の建築は、「STOREY HALL」です。これは、先日紹介した建築のFederation squareと同じで、オーストラリアの都市、メルボルンにある建築です。オーストラリアのメルボルンにおいて、パラメトリックデザインの手法を使った初めての建築だと言われています。
この建築は、写真を見ても実際に建っていることが実感できないくらい異質とまで思わせるようなものです。建築学生たるもの、このような奇抜なものを知ることで、日本での授業で教わるような四角い建築以外も建つのだ、とわかったり、本当に自分がやりたい建築が見えるかもしれないので、ぜひ見てみて下さい!
Federation squareとは?こちらの記事をご覧ください。調べてわかったのですが、本当に日本では海外の建築に触れる機会が少ないと思いました。

これがフェデレーション・スクエアの全景です。とても楽しそうですね。
行ってみるには?
見どころ
その特徴的な外観もさることながら、ホールの中の、ひし形の組み合わせでできた造形もとても印象に残ります。
所在地
オーストラリアのメルボルンにあります。詳しい地図はこちらを参照してください。
ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。
建築としての評価は?
建築家(構造設計)
今回の設計は、ARM Architecture Melbourneです。
アルゴリズムは?
二種類のひし形の組み合わせでできるペンローズパターンと呼ばれる非周期的な図形に、高さを与えて天井や壁面に用いました。
デザインのプロセス
雑誌の一ページになるより、多様性あるメルボルンの民衆に「見てもらえる」建築を作る、というのが設計者の理念だそうです。
機能について
環境デザインと建設学部を持つRMITという大学の所有する建築で、STOREY HALLは会議室となっています。
外観

内観

一番見ていただきたかった、アルゴリズムによって設計された内観は、小さな写真しか載せることができずすみません。。
しかし、この小さな写真からもわかるように、明らかに異質で、無作為さを感じさせる内観となっています。
建築家界での評価は?
「火星の窮地」とも呼ばれ、賛否両論であるそうです。
計画のはなし
環境・敷地計画
周囲の建築は、歴史的な要素を持ったものがあり、そのような建築へのアンチテーゼというようにも感じました。
平面・配置プラン

とても荒い画像しか見つかりませんでした。。。
断面プラン

動線プラン

この緑という色へのこだわりを感じます。
構造プラン
今回は、構造にパラメトリックデザインは関与しておらず、アルゴリズムによって設計されたのは、その内装仕上げのみとなっています。
図面は?
最後に紹介するサイトに載っていました。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!
参照サイト等
・アルゴリズミック・デザイン 編:日本建築学会
・Storeyhall3 - Storey Hall - Wikipedia
・Storey Hall | ArchitectureAU
・ARM Architecture and the big public | ArchitectureAU
・ヒルベニアンホール / ストーレイホール - GO豪メルボルン (gogomelbourne.com.au)
たくさんの建築の、どうやってできたかの部分が載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。
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参考にしている書籍の紹介
私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。隈研吾建築図鑑です。
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今日のプチコラム
今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。「場所原論」 著:隈研吾
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皆さん、明日も頑張りましょう!
公式サイトも併せてチェック!
公式かはわかりませんが、こちらに図面等が載っていました。
Storey Hall | ArchitectureAU
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