【黒柳徹子ミュージアム】内藤廣建築設計事務所の設計した、軽井沢の木々

概要
さて、本日紹介する建築は、「黒柳徹子ミュージアム」です。
この建築は、2025/7/5に開館したばかりの、内藤廣さんの設計です。
私は、「一日一建築」と称して、自分の好きな建築について発信しています、著者のちぇりーです!
このサイトは、建築巡りが好きで、一級建築士の資格取得に向け勉強する建築学生が、使い手と作り手という両方の目線から、建築について学び、発信しています。ぜひ見ていって下さい!
見どころ


軽井沢の木々に囲まれているかのような気持ちになる、無垢の木の柱が林立している展示室が見どころです!
ボリュームもランダムな方向を向いていることから、樹幹のもとで展示を見ているかのような気分になりました。
公式サイト(営業時間、アクセス等)


公式サイト:黒柳徹子ミュージアム|KUROYANAGI TETSUKO MUSEUM
営業時間:9:30~17:30
主な休館日:火曜日。(「物見台」(展望台)は限定された時間でのみ開放されていますので、ご自身でご確認ください。)
チケット料金:一般1,800円、シニア(65歳以上)1,500円、学生(高・大)(学生証提示)1,500円、小中学生1,000円、障害者手帳所持者1,000円、未就学児童無料
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉574
アクセス:軽井沢駅( JR北陸新幹線、しなの鉄道 )よりタクシーにて約10分 、西武バス「 風越公園行き」乗車( 約12分)、「黒栁徹子ミュージアム 」バス停下車
シークエンス

美術館入り口を見る

美術館に入ってすぐの正面

さらに奥へと進んだところ

2つ目の展示室

物見台(展望室)への階段
このように、美術館自体は、かなり規模が小さなものとなっています。
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建築としての評価は?
建築家
今回の設計は、内藤廣建築設計事務所です。
黒柳徹子さんが理事を務める「ちひろ美術館」(東京、安曇野)の設計をきっかけに、彼は黒柳徹子さんと親睦を深めたといいます。
コンセプト
地元の大工さんの技術を生かした、木造の在来構法でどこまで動きのある空間を作れるか、ということでした。
機能について
美術館です。黒柳徹子さんの半生が展示されていました。
敷地

物見台(展望室)からの眺め。軽井沢という美しい自然に囲まれた敷地です。
この建築は、この景色に呼応するかのような屋根を持っています。
設計プロセス
青鬼:この場所、少し高いところからの浅間山が絶景なので、屋根の上に物見台をつくりませんか、って提案したら、アーラ面白い、ってことになって、屋根の上に展望テラスを設けることにした。
渋谷ストリーム・ホールで開催された「建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷」
このような黒柳徹子さんとのやりとりがあったようです。
外観


面白かったのは、外観の中でも端部の処理です。端っこにも工夫を凝らし、ガラスが埋め込まれています。とてもきれいですね。
内観

展示室から上を見る
ハイサイドライトには、ガラスサッシの手前にポリカ波板がありました。
展示室に優しく安定した自然採光を届けるためでしょうか。

こちらは、合板に塗装されているミュージアムショップ付近の壁です。
この建物全体で、目地が3mmに統一されていて、とても心地よかったです。
図面より見る計画
内藤廣建築設計事務所の建築では、下記のような図面が置いてあることが多いです。

今回私が気になってスケッチしたのは、以下のような、屋根の部分。
ミュージアムショップ部分の上の屋根が一文字葺きから縦ハゼ葺きへと切り替わっていたんです。
そこで、置いてあった図面を見たところ、軽井沢という寒い地域なので、断熱材が必要になり、しかし、屋根の先端は薄く見せたいので、雨の排水も兼ねてこのように途中から縦ハゼ葺きに切り替えたことがわかりました。



ディテール


階段も木の集成材とスチールによって、最小限の部材で構成されています。
最後に
まとめ
内藤廣建築設計事務所の設計は、その他に類を見ないボリューム操作という点でも素晴らしいですが、何時間見ても見飽きることのない、ディテールへこだわりも詰まっていました。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
このブログでは、「一日一建築」と称し、いろいろな建築家の方の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
参照サイト等
・黒柳徹子ミュージアム|KUROYANAGI TETSUKO MUSEUM
・軽井沢に黒柳徹子ミュージアムがオープン。内藤廣が手がけた、屋根が舞うように折り重なる建築とは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
・「Kミュージアム」の答えは「黒栁徹子ミュージアム」だった! 庶民の木造技術で庶民の娯楽の象徴を包む──内藤廣3連投③ | BUNGA NET
