【エクスコンテナ】吉村靖孝の災害対策とは?
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
さて、本日紹介する建築は、エクスコンテナで、設計は吉村靖孝氏です。
見どころ
彼の考案した災害対策で、海外で安く組み立てたコンテナを積み上げることで、集合住宅を仮設ではなく常設のレベルで建てることができます。
災害だけではなく、戦争なども最近は起きてしまっているので、住宅の足りていない地域へとこのような建築家の思いが届くとよいですね。
しかし、実際のところ、日本が寄付した災害公営住宅などは、高級すぎて、紛争地帯においては軍部の上部層の家となってしまっている例もあるそうです。
ここからわかることは、現地の状況をきちんと把握して寄付もすることが必要ということですね。
建築としての評価は?
建築家(構造設計)
今回の設計は、吉村靖孝氏です。
彼の作品には、代表作に《Nowhere but Hayama》《ベイサイドマリーナホテル横浜》《中川政七商店新社屋》《フクマスベース》があります。
彼を紹介したサイトもあるので、ぜひご覧ください。
コンセプト
被災地域に、低コストで住宅を提供できること
ほかにも、設置に時間がかからないことなど。
デザインのプロセス
東日本大震災の際に、建築家が被災された方に何ができるのかを考えた結果、低コストで高品質な住宅を提供することだ、と思い、コンテナで建築を作ることに発展しました。
機能について
図面を見ていただけると明らかですが、生活に必要なものはすべてそろっています。
キッチン、風呂、トイレなどが一戸一戸についています。
外観
輸送用コンテナのままです。
内観
コンテナとは思えない開放感と暖かさがあります。
その理由が、窓があること、内装を木で張っていることです。
この建築の構成材料
大まかに言うと、輸送用コンテナのみです。
計画のはなし
図面
お風呂はユニットバスとなってはいますが、必要な機能はすべてそろっていて、災害住宅としては申し分ないものとなっています。
価格は60000USDだそうです。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!
参照サイト等
たくさんの建築の、どうやってできたかの部分が載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。
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