フランクゲーリーの手法

概要

こんにちは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築家について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多いですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!

さて、今日紹介するのはフランクゲーリーさんです!建築学生なら誰もが彼の作品に魅力を感じることでしょう!

建築家(構造設計)

どんな人?

彼の正式名は、フランク・オーウェン・ゲーリー(Frank Owen Gehry、1929年2月28日 – ) で、アメリカ合衆国のロサンゼルスを本拠地とする、カナダ・トロント出身の建築家です。近代建築三大巨匠のひとりと呼ばれ、「生きるリジェンド」「建築界の革命児」とまで言われています。90歳を超えた今でも、現役バリバリです。現在はコロンビア大学建築大学院教授をしていて、イェール大学でも教鞭を執っています。

彼の手法とは

彼は独特のスケッチと模型を作ることで有名です。今回は主にその二つについて話していきます。

一つ目、スケッチについてです。
彼のスケッチは、一見テキトーに見えてしまいます。しかし、そうではありません。彼は、卓越した空間把握能力でその敷地分析やプログラム、さらには縮尺や規模まで考慮されたスケッチを描いているのです。しかし、そのスケッチにかける時間はわずか15秒!だそうです。

では彼はそれだけしか建築に時間をかけないのか、、?
それは間違いです。
一枚には時間をかけないのですが、何枚も書くのです。そして気に入ったのができるまでスタディを繰り返すそうです。

あんなに曖昧に思える絵も、色々スタディされた上で書かれているものなんですね。

次に模型についてです。
これは書かれたスケッチを基にしてスタッフが作るそうです。
いくつもつくり、気に入らないところは修正する、そのように設計は進化していくそうです。

代表作

1,一番有名なのはグッゲンハイム美術館でしょう。

2,ダンシング・ハウス・ビルディング
これも有名だと思います。とても特徴的な曲線ですね。女性が男性と踊る姿を想像して作られたようです。

The Dancing House (a.k.a. Ginger and Fred) in Prague, Czechia
出典:フランク・ゲーリーの建築作品12選!これだけは知っておきたい! - まると建築デザインブログ (kenchikudesign.jp)

3,ウォルト・ディズニー・コンサートホール
これもかの有名なディズニーのコンサートホールとして知られています。

4,ゲーリー自邸
自邸で有名になる建築家は多いのですが、彼もそのようにこれで一躍有名になりました。

5,ワイズマン・ミュージアム
これは、彼が曲線を使うようになった最初の建築です。
このように一見奇抜な見た目をしていますが、この建築は川に面していて、とてもその川の水面を想像される、と好評だそうです。
彼は奇をてらっているようで、しっかりと敷地に合った建築を作っているということですね。見習わなければなりませんね。

6,フォンダシオン・ルイ・ヴィトン /ルイヴィトン財団美術館

私が個人的に一番好きな建築です。
ふわふわと舞うようにガラスの「帆」が包みこんでいます。

どう意匠設計に生かすか

彼の設計プロセスには、建築学生なら一度は必ず触れてほしいと感じる、とても力のある作品を作る建築家だと思います。
そのための本もぜひ下に載せたのでご一読ください。

この本を読んだ私が設計プロセスにおいて参考にしたいと思った部分が三つあります。

まずそのスケッチと、そのスタディです。
建築学生であるにもかかわらずスケッチをあまり描かない人はたくさんいると思います。しかし、スケッチはとても重要だと思います。
学生ならエスキスで、社会人の方はクライアントの方に、伝わるスケッチを描くことは必須だと思います。
また、ゲーリーのように、スケッチが発想の源になることもあるので、外観も内観も、パースをどんどんと描いていきましょう、、!

二つ目が、模型です。
模型は、空間を把握するためにとても重要だということはご存知だと思いますが、建築家の青木淳さんも言っているように、建築の造形としての理想の形も模型としてまず形にしてみないといけないと思いました。
そしてそこに向かって、図面やパースでスタディして自分の創りたいものをつくる、ということができるとよいと思っています。

最後に、彼の情熱です。
建築学生をやっていると時間に追われて理想のものが作れない、という状況になると思います。
しかし、彼を見習ってどんなに大変なものでも一度やりたいと思ったらどんなことをしてでもやり遂げる、そこだと思いました。
時間に合わせるのではなく、自分の中の理想に合わせる、そんな設計をやるべきだと思います。

※これは個人なりの感想・見解です。

参考図書

『フランクゲーリー 建築の話をしよう』です。

作品集というよりも、彼の人となりや設計のプロセスが書かれていて、スケッチや模型が載っています。
ぜひ一読してみて下さい!

最後に

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

参照サイト等

フランク・ゲーリー - Wikipedia
建築家のフランク・ゲーリーの建築作品11選。代表作の自邸やグッゲンハイム美術館など | デザインマガジン (webdesignmagazine.net)
・『フランクゲーリー 建築の話をしよう』 著:バーバラ・アイゼンバーグ(岡本由香子) 編集:X-knowledge
フランク・ゲーリーの建築作品12選!これだけは知っておきたい! - まると建築デザインブログ (kenchikudesign.jp)

参考にしている書籍の紹介

今回の参考書籍は、10+1 No.48 特集 アルゴリズム的思想と建築 INAX出版です。

また、以前紹介していたアルゴリズミック・デザインという書籍は、たくさんの建築の、どうやってできたかの部分が載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。ここまで、本当にどのようなプログラムで作られてこの建築ができたか、という具体的な過程の部分を書いている書籍はなかなかないと思います。少し難しくはなりますが、ぜひお手に取ってみて下さい!
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アルゴリズムによって設計された建築ではないですが、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。隈研吾建築図鑑です。

隈研吾建築図鑑です。

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今日のプチコラム

今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。「場所原論」 著:隈研吾

「場所原論」 著:隈研吾

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皆さん、明日も頑張りましょう!

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