【ル・コルビュジエ】最高の建築家であり最高の芸術家。
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築家について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多いですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!紹介している建築や建築家の方については、今とても注目を集めるパラメトリックデザインに関するものを紹介していきます。また、この分野に興味を持つ方は、英語圏にもたくさんいらっしゃるということで、今後英語で発信を始めようと考えています!
さて、今日の建築家は、かの有名な建築界の三大巨匠と言われるル・コルビュジエです。ネットからの情報以上に授業で学んだことを織り交ぜるので、ほかのサイトよりも少し詳しいことも書いてあると思います。ぜひご一読ください。
建築家(構造設計)
どんな人?
まず彼の人生史を追っていきたいと思います。
彼はあまり知られていないのですが、スイスで生まれました。親は、スイスながらの時計職人だったそうです。
現代とは異なり、親の身分が重要とされる時代でしたので、当時の専門学校のような、装飾職人養成の学校へと通いました。しかし、そこでも頭角を現した彼は、先生に紹介され、地元で設計をしました。しかし、この当時の設計は、今の彼の建築とは思えないものばかりです。(事例1)
その設計料で彼は旅行に行きました。そこで実質建築を独学しました。
その後は、ヨーゼフ・ホフマン、オーギュスト・ペレ、ベーレンス事務所などで勤務し、勉強をしました。
その間には、かの有名な東方旅行などに行きました。彼は、そこで描いたスケッチでも有名ですね。
その後、30歳ごろに建築と故郷のスイスを捨てパリへ移住。そこではピカソなどが先駆けたキュビスムを踏襲した画家を目指しました。しかしすぐに左目を失明。画家の道は断念しました。その後は、様々な仕事で食いつなぎました。
ここが重要です。
彼は、建築以外の様々な仕事をしています。それがほかの建築家と異なるところです。
建材のブローカーから、近代美術品の収集のアドバイザー、雑誌(エスプリヌーボー)の編集発行人に至るまで、本当に様々な業種を経験しました。
つまり、産業・企業という観点から建築像をとらえたのです。
5年間ほどたち35歳で、従兄弟のピエール・ジャンヌレ氏と共同でパリに設計事務所を設立し、彼の建築人生は始まりました。
また、その後60歳近くになり、P・ジャンヌレ氏と解散したことで、彼の建築は爆発しました。ここからが現在知られている彼の建築が姿を現します。
ここから彼が作った建築については、代表作の項を参照ください。
どうして彼が彼の建築を作れるようになったのか
ここで、なにが彼を彼たらしめたのかについて話します。
それが、支配的ないわゆる建築教育を逃れ、たくさんの業種の観点から自由な視点で建築をとらえたからだと、私は考えます。
代表作
(事例1)ジャンヌレ邸
・ドミノ計画
・ユニテ・ダビタシオン
・ラ・トゥーレット修道院
・ロンシャン礼拝堂
・アーメダバードの美術館
どう意匠設計に生かすか
※これは個人なりの感想・見解です。
このほかにも、スイスの田舎にはザ・木造の家をいくつも設計しています。
どんなに大成した建築家でも、このように純粋で単純でまっとうな建築を設計した時代があるのかと、思いました。自分もまずは基礎を固めようと思いました。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、建築や建築家を一人とりあげて紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!
参照サイト等
・ル・コルビュジエ 初期と最後の作品に見る創造のパワー - NewSphere | DIRECTION
参考にしている書籍の紹介
今回の参考書籍は、10+1 No.48 特集 アルゴリズム的思想と建築 INAX出版です。
また、以前紹介していたアルゴリズミック・デザインという書籍は、たくさんの建築の、どうやってできたかの部分が載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。ここまで、本当にどのようなプログラムで作られてこの建築ができたか、という具体的な過程の部分を書いている書籍はなかなかないと思います。少し難しくはなりますが、ぜひお手に取ってみて下さい!
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アルゴリズムによって設計された建築ではないですが、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。隈研吾建築図鑑です。
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今日のプチコラム
今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。「場所原論」 著:隈研吾
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皆さん、明日も頑張りましょう!