【Barcelona Pavilion】ミースの創る「原点」

概要

こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!

さて、本日紹介する建築は、Barcelona Pavilionで、これはミース・ファンデル・ローエの設計となっています。
近代建築の三大巨匠と言われている彼の思想をそのまま反映した作品で、建築を学んだ方なら知らない人はいないでしょう。

ル・コルビュジエの唱えた「近代建築の五原則」などにのっとっているところもあります。
ぜひ見ていってください!

見どころ

ミースの思想の”Less is more”のとおり、シンプルな形を追求したまさにモダニズム建築、といった作品となっています。
単純明快な幾何学と材料へのこだわりにより気持ちの良い空間を作ることに成功しています。

床はトラバーチンを張っています。材料へのこだわりが見える一枚ですね。

この建築では、8つほどの異なる材料が使われています。これらは、形はシンプルですが、マーブル柄をしていたり素材感のあるものが多く使われます。それが空間に豊かさを与えているのです。これが3Dモデルそのままの真っ白の素材だったら現実感も存在感もないものだったでしょう。

建築としての評価は?

建築家

今回の設計は、ミース・ファンデル・ローエ氏です。

彼の作品には、トゥーゲンハット邸、ファンズワース邸、レイクショアドライブアパートメント、クラウンホール、シーグラム・ビル、新ナショナルギャラリーなどがあります。こちらのブログで詳しく説明していますのでぜひご覧ください。

【ミース・ファンデル・ローエ】近代建築の三大巨匠の一人を追う。

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コンセプト

単純な構成と、それにより回遊性を得ることです。

機能について

パビリオンです。現在もミュージアムやそのショップとして機能しているようです。

また、この時代でやはりこんなにもシンプルに見せることのできる技術があったのはやはりドイツという国だったからでしょう。ドイツの工業の進化も見て取れますね。

外観

外観も内部の床と同様、トラバーチンが貼られています。

内観

彼を特徴づける十字柱です。これは、丸や四角の柱よりも圧迫感がなく、かつ影の出方がきれいだということで使われました。

最後に

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

昨日紹介した建築はコチラ!

【ミース・ファンデル・ローエ】近代建築の三大巨匠の一人を追う。

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いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!

参照サイト等

近代建築の最高傑作「バルセロナ・パビリオン」 | PANDA Chronicle (panda-chronicle.com)

【Barcelona Pavilion】ミースの創る「原点」” に対して2件のコメントがあります。

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