【鴻巣市文化センター(クレアこうのす)】

概要

こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
今日から、今とても注目を集めるアルゴリズミックデザインを用いて設計された建築を紹介していきます!ぜひ見てみて下さい!

さて、今日の建築は、「鴻巣市文化センター(クレアこうのす)」です。この建築は、小泉雅生氏によって設計されていて、構造設計は、オーク構造設計が手掛けています。

行ってみるには?

見どころ・アルゴリズムが使われているところとは?

屋根の形状です。また、周囲にある柱などの構造もアルゴリズムによるデザイン手法が使われています。

所在地

埼玉県鴻巣市にあります。

アクセス

駅から離れているので、駐車場が広いこともあり、車で訪れることをお勧めします。

ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。

もっと詳しく(独自の観点からの評価 )

建築家(構造設計)

小泉雅夫生氏です。

彼は、以前、小嶋一浩をはじめとするシーラカンスに所属していました。その後、シーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)に改組。その後2005年に事務所を立ち上げています。彼の代表作には、千葉市立打瀬小学校があります(シーラカンス時代)。シーラカンスは小学校で有名ですが、その認識になる火付け役の建築の一つと言えます。

シーラカンスとしての代表作は、宇土小学校で、これは、建築学生だったら知っておきたい小学校としての名作と言えます。

コンセプト

大地とつながる建築だそうです。

デザインのプロセス

ホールという大きなボリュームを持つ建築を大地とつなげることは難しいです。方法としては、土に埋める大きな屋根をかける、などがあります。
しかし、この建築では、盛土をするという選択をしました。そうすることによって、丘とつながる建築、が創生できたのです。

出典:大地と繋がる建築 鴻巣文化センター(クレア鴻巣) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)

上写真からは、下層階にも、斜めの切り込みが入っているように見えます。このような建築に、豊洲シビックセンターがあります。こちらもぜひ見てみて下さい。

【豊洲シビックセンター】豊洲に突如現れた植物園!?な積層型複合施設。

自分が斜線を使った設計をしたことがあることもあり、一目惚れし、入ってしまいました。 屋上は斜めに切り取られたようになっていて、さらによく見ると、下層階にもそのよ…

東京都江東区豊洲駅すぐにある建築です。

機能について

出典:スロープのある建物 クレア鴻巣(鴻巣市文化センター) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)

大小のホールや、会議室、展示室を含む文化施設です。
ホールがメインになっていることもあり、音楽を推しています。
写真はレストランで、ボリュームをこのように張り出して本体のボリュームを抑えることで、周りとの調和を大事にしているところが見えますね。

外観

出典:大地と繋がる建築 鴻巣文化センター(クレア鴻巣) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)

写真は、公園とのつながっている場所です。ルーバーを使うことによって、周囲との調和を大事にしていますね。

斜線を意識して作られていることがよくわかります。

この建築の構成材料

写真からわかると思いますが、この打ちっぱなしコンクリートが、シーラカンスを想起させますね。

建築としての評価は?

地域の方々からはとても評判が良いです。

計画のはなし

環境・敷地計画

出典:スロープのある建物 クレア鴻巣(鴻巣市文化センター) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)

屋外が入り込んできているようです。

断面プラン

出典:スロープのある建物 クレア鴻巣(鴻巣市文化センター) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)

近隣の公園とのつながりを考え、エントランスやメインのボリュームは二階に持ち上げられています。

最後に

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

昨日紹介した建築はコチラ!

【アクロス福岡】福岡という都市の真ん中の「森」

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参考書籍の紹介

今日から紹介する、アルゴリズミック・デザインの建築の設計プロセスが載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。
下の書籍は、上の書籍を読んだ後に読むべき実践編の書籍です。Processingというプログラミング言語を使ったデザインの実践に関する書籍です。

その一方で、この書籍はProcessingよりも新しくできた、Rhino+Grasshopperというソフトを使ったアルゴリズミック・デザインをする初心者向けの書籍となっています。とてもお世話になっている、おすすめの本です!

参照サイト等

・アルゴリズミック・デザイン 編:日本建築学会
イベントスケジュール | 鴻巣市文化センター「クレアこうのす」 (clea-konosu.com)
鴻巣市文化センター「クレアこうのす」 (clea-konosu.com)
2022年 鴻巣市文化センター クレアこうのす - 行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー (tripadvisor.jp)
大地と繋がる建築 鴻巣文化センター(クレア鴻巣) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)
スロープのある建物 クレア鴻巣(鴻巣市文化センター) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)
小泉雅生 - Wikipedia
鴻巣文化センター<クレア鴻巣> 01 (k-atl.com)

公式サイトも併せてチェック!

公式サイトはコチラです。イベントのスケジュールもここから確認できます。
鴻巣市文化センター「クレアこうのす」 (clea-konosu.com)

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