【アクロス福岡】福岡という都市の真ん中の「森」

これは、、、、森!?
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
さて、今日の建築は、「アクロス福岡」です。この建築は、福岡空港からすぐのところにあり、また、とても県の中心地から近い場所にあります。
この外観は、まさに自然との調和を考えられていて、まるで森ですよね。日本設計のエミリオ・アンバース氏の設計だそうです。
今度の九州旅行では是非訪れてみようと思っています。
行ってみるには?
見どころ
この「だんだん」です。
これのおかげで、その前に広がる公園から緩やかに公園がめくれあがっているかのようですね。
また、この建築の特徴は、屋上が緑に覆われているところです。
そのような建築が都内にもあり、紹介しているので、この建築の紹介もぜひ読んでみて下さい!豊洲にある豊洲シビックセンターです。
この建築の本も出ているのでぜひご覧になってください。(ちょっとお高いですが、、、中古もありそうです。笑)
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所在地
アクセス
アクロス福岡へお越しの際は公共の交通機関をご利用ください。
- 福岡空港から天神まで地下鉄空港線で11分
- JR博多駅から天神まで地下鉄空港線で5分
- 西鉄福岡天神駅から徒歩10分
- 地下鉄空港線天神駅から徒歩5分(16番出口直結)
- 地下鉄七隈線天神南駅から徒歩7分(5番出口)
- バス停アクロス福岡・水鏡天満宮前から徒歩0分
天神4丁目から徒歩3分
天神中央郵便局前から徒歩5分
引用:アクセス - アクロス福岡 (acros.or.jp)(公式サイトより)
ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。
もっと詳しく(独自の観点からの評価 )
建築家(構造設計)
日本設計とエミリオ・アンバース氏です。

写真がエミリオ・アンバース氏です。
彼は、とても環境と建築との調和を大事にしています。
建築というものはみな植物の世界へと侵入していくものであり、自然に対する挑戦だと言えます。私たちは自然と建物を調和させるための方法を具体化した建築を創り出し、解きほぐすことができないほど周囲の環境と深く結びついた建物をデザインするべきなのです
引用:ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 イタリア館がエミリオ・アンバースの代表作を展示 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア (axismag.jp)
エミリオ・アンバース
彼のほかの建築には、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展イタリア館があります。これがその写真になります。

コンセプト
建築と環境の共生です。彼の信念がダイレクトに表れている建築ですね。
機能的提案
中の機能としては、行政のオフィスと民間のオフィス、ホール、店舗が入った、公民複合のとても実用的な施設なのです。
外観
見る方向によって全く異なる表情をしているのも特徴的ですね。

このように、入り口付近が森のように、緑でいっぱいなのに反して、、、

少し引いた視点から見ると、ビルのようなガラス張りとなっています。
この建築の大きな特徴のだんだんが見えますね。

通りから見ると、このようによくあるオフィスのようにも見えます。
このように見る方向が違うと全く異なって見える建築はほかにもあります。私がこの間まで紹介していました、隈研吾氏の建築で、TOYAMA キラリです。これは、彼の代表作の一つなので、ぜひ読んでみてください!
内観

見た目反して、このようなSFをも感じさせる内部となっています。
これは、地下2階から地上12階までを貫く大きなアトリウムで、そこには光の差し込む開放的な空間が広がっています。これも、自然や環境を感じる一つの手法ですね。この建築は、中に入ってもなお、建築とは環境とともにあるものだということを教えてくれます。
計画のはなし
環境・敷地計画

周辺は、東京などとは違い、都市なのにもかかわらず緑が多いそうです。この写真は主要な商業施設に囲まれている公園です。
このように、この街はアクロス福岡だけでなく、緑化がとても大事にされています。
断面プラン

このランドスケープデザインを担当した田瀬理夫さんは、日本が古くから大事にしてきた、自然との共生はもちろん、それに加えて、四季の移ろいを意識されたそうです。
そのため、季節の移り変わりに応じて様々な表情を見ることができます!
これは、アクロス山とも呼ばれています。季節の移り変わりが公式サイトから見ることができます。公式サイトはこちらです。
ステップガーデン - 施設ガイド - アクロス福岡 (acros.or.jp)
動線プラン
建物の外側の遊歩道を10分ほど歩くと、上の展示場につきます。
その間、来訪者は、120もの種類の植物に出会います。
この植生の種類の多さは、混植こそが強さを産むからだそうです。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!
参照サイト等
・隈研吾建築図鑑 画・文:宮沢洋
・アクロス福岡 (acros.or.jp)
・アクセス - アクロス福岡 (acros.or.jp)
・自然と調和した福岡のランドマーク「アクロス福岡」 | Swings (bulan.co)
・ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんに聞く「誰も見たことがない、 未来の風景を描く覚悟」 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア (axismag.jp)
・ステップガーデン - 施設ガイド - アクロス福岡 (acros.or.jp)
参考にしている書籍の紹介
私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。隈研吾建築図鑑です。
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今日のプチコラム
今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。「場所原論」 著:隈研吾
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皆さん、明日も頑張りましょう!
公式サイトも併せてチェック!
公式サイトはこちらです。展覧会など文化イベントの情報が載っています。
アクロス福岡 (acros.or.jp)
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