【GREENable HIRUZEN(旧・CLT PARK HARUMI)】隈さんがCLTの可能性を魅せた。

概要
名前の由来は?
GREENableは、自然や緑を意味するGREEN(グリーン)と、持続可能を意味する Sustainable(サステナブル)を掛け合わせた造語。
GREENable HIRUZENは、GREENableに込めた思いと循環型社会を世界に発信する拠点となることを目指しています。
行ってみるには?
見どころ
他に類を見ないCLTの使い方です。CLTの可能性を示しています。

オープン記念式典であいさつする、真庭市の太田昇市長(写真:GREENable HIRUZEN オープン記念式典)
また、以上の写真等を見ていただくとお分かりのように、写真で見るよりもずっと大きいです。
公式サイトをまずチェック!
所在地
計画のはなし
図面は?
日経クロステックの記事に載っており、平面計画に載せました。
平面・配置計画

構造計画
7000平米以上ある広大な敷地の中には3つの建物があります。
CLTパビリオン:地上1階建て、高さは約18m、構造は鉄骨造、木(CLT)造。延べ面積は約601m2。
屋内展示棟:地上2階建て、高さが約9m、構造は木(CLT)造。延べ面積は約985m2。
サイクリングセンター:地上1階建て、高さが約4.2m、構造は木(CLT)造。延べ面積は約50m2。茅仕上げ面積は約205m2。
環境計画
「この半屋外は、今までの晴海にあったとき以上に外と溶け込んでいる」と隈研吾氏も自負しているほど、溶け込んでいます。
建築家界での評価は?
参照にした本の著者の宮沢洋さんは、この木のくねくね感は、菱川師宣の「見返り美人図」のようだ、といっています。
参考書籍
隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私が一番におすすめしている書籍です。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!
言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!
まとめ
参照サイト等
・ 『隈研吾建築図鑑』 画・文:宮沢洋
・隈研吾氏のCLT建築が“里帰り”、岡山県真庭市で「GREENable HIRUZEN」開業 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
・隈研吾建築。岡山・蒜山高原のサステナブルな新ランドマーク 〈GREENable HIRUZEN〉|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する
今日のプチコラム
本日紹介した宮沢洋さんの例えも素晴らしかったし、なにより隈研吾氏はたとえがうまいのです。
そのように、言葉で建築をもっと美しく魅せることができたらよいと考えます。
あと今日は、分量が少なくなってすみません💦
建築学生の難関、最終提出時期なので、しばらく分量は少なくなってしまうと思われますが、温かい目で見守ってください。
皆さん、明日も頑張りましょう!