【フィッシャー邸】ルイス・カーンの住宅。

出典:ルイス・カーン設計 フィッシャー邸の新しいオーナー - EDGEHIKER READINGS (hatenablog.com)
概要
さて、本日紹介する建築はフィッシャー邸です。この建築は、ルイス・カーンの設計で、もっとも有名なものの一つとなっています。
ここで少しだけ自己紹介をさせてください。「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
見どころ

出典:ルイス・カーン設計 フィッシャー邸の新しいオーナー - EDGEHIKER READINGS (hatenablog.com)
この45度振ったボリューム配置と、そこから生まれる空間性が見どころです。
これがエントランスの様子で、なんと、通りに面しているほうがプライベートボリュームとなっています。
建築としての評価は?
建築家
今回の設計は、ルイスカーンです。
彼については以下のサイトで紹介していますのでぜひご覧ください!
敷地
この建築は、閑静な住宅地にあり、周囲は木々に囲まれている。斜面の下側から見ると石積みのグラウンドフロアがあることが分かる。
コンセプト

機能と、その機能に沿った分棟形式で住宅を作ること、です。
この時代の建築家は、すべての建築が実験で、彼らにとって挑戦なんですね。
機能について
住宅です。
上に示したように、パブリックのボリュームとプライベートのボリュームで分けられていて、それが45度振られた形でドッキングされています。
外観
外観では、垂直のラインを強調する糸杉が美しいですね。
また、外から見てもへこんでいる窓は、雨が降っている日も窓を開け換気することができるよう作られています。
内観

出典:ルイス・カーン設計 フィッシャー邸の新しいオーナー - EDGEHIKER READINGS (hatenablog.com)
こちらが、パブリックスペースとなっているリビングルームです。
吹き抜けが光を取り込むとともに、切り取ることによってむしろ外の景色が強調されます。
このように、彼は、建築の本質は「光」だと考えていることが分かりますね。
斜めの配置が、太陽光だけでなく、内壁に反射した柔らかい光を届けます。
図面より見る計画
ダイニングとリビングは、暖炉によって緩やかに分けられていることが分かりますね。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日いろいろな建築家の方の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
参照サイト等
・(385) Pinterest
・ノーマン・フィッシャー邸 (fc2web.com)
・ルイス・カーン設計 フィッシャー邸の新しいオーナー - EDGEHIKER READINGS (hatenablog.com)
・丸谷博男「光のエッセイ」 米国建築家ルイス・カーンの「射す光、溜まる光」 | 自然光でくらしを元気に 鋼鈑商事の光ダクト「どこでも光窓」 (hikari-duct.jp)
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