【キンベル美術館】
概要
さて、本日紹介する建築はキンベル美術館で、ルイス・カーンの設計となっています。
この建築は、ルイス・カーンがアメリカの建築のため、アメリカのテキサスにあります。
ここで少しだけ自己紹介をさせてください。「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
見どころ
彼の建築の真髄は、シンプルな形態操作で作り出す心地よさだ。
実際に行ってみることが必要ですね。
建築としての評価は?
建築家
今回の設計は、ルイスカーンです。
彼については以下のサイトで紹介していますのでぜひご覧ください!
機能について
美術館です。
しかし、ただのハコ形の美術館ではないのは、テキサスという、アメリカの石油会社の本拠地という場所であるためで、そのオイルマネーによってハイレベルな美術館を建てることができたそうです。
こうして、このルイス・カーンの著名な作品の一つができました。
外観
これは、この建築の裏側です。通常このような場所では、裏として設備などが入ってきます。
しかし、この建築は違います。設備などをすべてヴォールト屋根の上側に収めているので、どこから見ても完璧な外観となっています。
彼の建築にいい意味での違和感を感じていたのはここだったのですね。
どこがファサードなのかわからないけれど、それはつまり、どこから見てもコンセプトが明快に表現された完璧な形態をしているということでもあります。
内観
マテリアル
トラバーチンです。
彼は、このような柱と梁の取り合いの部分などを重要視しています。設備などを隠すこともそうですが、そのような細かい配慮が全体の完成度につながってくることがわかりますね。
設計においても、卒業設計にもなればディテールやマテリアルについて考えることもできるようになります。
その時のため今からしっかりとどちらもよく見ておくことが重要ですね。
ディテール
特徴的なのが自然光の取り入れ方だ。
ユニットのうちの一つを取り出した写真だ。このトップライトから光を取り入れ、下の写真のような曲線を描く反射板で反射させる。
そうすることによって柔らかい光となる。

このユニットをつなぐことで空間や動線を作っている。そのため、均質な空間になりそうなものだが、その巧みな平面計画により、飽きることなく歩くことができる。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日いろいろな建築家の方の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
参照サイト等
・キンベル美術館 | GSD World - ハーバード大学建築・都市デザイン留学記 (amebaownd.com)
・キンベル美術館 | 井水建築設計 (imizusekkei.jp)
・ルイス・カーン キンベル美術館(1) | 冨田秀雄建築アトリエ (ht-atelier.com)
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