【ミルウォーキー美術館】カラトラバの一番有名な作品
概要
さて、本日紹介する建築はミルウォーキー美術館です。これは、サンチャゴ・カラトラヴァの一番有名な作品となっています。
これは、シカゴの中心部から車で北に約1時間半、ウィスコンシン州にあるミシガン湖の東側に位置しています。これは、名の通り美術館という機能がはいっており、既存の美術館の増築といった形でカラトラバが設計したそうです。
ここで少しだけ自己紹介をさせてください。「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
見どころ
この飛び立つ鳥の羽のような部分が開閉する時間があるそうです!絶対にその時間帯に行きたいですね!
これが開閉することによって形を変える様子まで見学できるなんて贅沢ですね。
建築としての評価は?
建築家
今回の設計は、カラトラヴァです。
彼について、そして代表作についても紹介していますので以下のサイトをご覧ください。
コンセプト
まるで飛び立つ白い鳥のようですね。
機能について
美術館としての機能があります。これは以前からあった戦争記念館としてエーロ・サーリネンが設計した美術館の増築としてつくられていて、正確には、ミルウォーキー美術館新館、とされています。
コンペで決まったのですが、その要件が、
「強烈なイメージを作り出すことによって美術館の独自性を再定義すること」
書籍・サンチャゴ・カラトラヴァ
だったそうです。それに対してカラトラバのは、開閉式の日よけ格子(「バーク・ブリーズ・ソレーユ」と命名されたもの)を持つレセプションホールを提案し、77組の建築家の中で一位を取りました。
機能は、1500㎡の企画展用ギャラリースペース、300席のレクチャーホールを備えた教育センター、ミュージアムショップがあります。
また、中央に位置する100席のレストランからは、湖のパノラマを眺めることができます!
外観
これが開閉式の日よけ格子(「バーク・ブリーズ・ソレーユ」)です。これは、なんと、高さ27mもあります!
これにも機能があるということに驚きました。
内観
外観で見た通りのシンボリックな空間が内観においても実現されています。
これがこの建物のエントランスホールだそうです。そこから上を見た様子が下の写真になります。
図面より見る計画
ディテール
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日いろいろな建築家の方の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
参照サイト等
・書籍 サンティアゴ・カラトラヴァ 出版:TASCHEN
・(353) Pinterest
・ミルウォーキー美術館 (thisisgallery.com)
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