【宮島弥山展望台】三分一のつくる極限まで切り落としたデザイン。
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
さて、本日紹介する建築は宮島弥山展望台です。これは、これから何日間かかけて紹介していく三分一博志氏の作品です。
早速見ていきましょう!
見どころ
厳島神社を見ることのできる展望台です。その厳島神社に関しては、三分一博志は「世界で最も美しく、自然の営み「動く素材」を表現している建物だと考えている」と述べています。それも、6時間おきに3mもの水位が変化する瀬戸内の干満の水の動きが視覚化されるからだと言います。
その厳島神社について分析をした三分一博志が出した解答とは。
建築としての評価は?
建築家
今回の設計は、
コンセプト
先程のつづきから。
彼の出した解答とは、「座」でした。
つまり、この弥山で動く素材を「座」してゆっくり感じてもらうことが弥山そのものを伝えることだ、ということです。
そのため、彼は二階に障景することで景色を楽しむことができ、かつ座ることのできるスペースを設けました。
機能について
展望台となっています。
一階は公衆トイレ、二階は「座」るスペース、三階は「立って」景色を楽しむ場となっています。
外観
水平ラインが美しいです、、!
最後に
参考著書
三分一博志氏、待望の作品集です。
三分一さんは、多くの巨匠同様、自分の作品を振り返ることなく作り続けてきました。そのため作品集がなかったのですが、遂に発売されました!
彼の特徴であるリサーチから図面までしっかりと載っていて、おすすめです。一方で、彼の設計の過程などの文章量は少なめです…しかし三分一さんの本はこれの他にないため、私は即買ってしまいました。
JAという雑誌で三分一さんの作品の特集もありますが、英語版だしプレミアがついているのか高いです…泣
それでもよろしければ、ぜひお手に取ってみて下さい!
こちらも見てみて下さい!
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
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参照サイト等
・特別審査員 | どこ×デザ スペシャル公募2020 - 広島市現代美術館 (hiroshima-moca.jp)
・宮島 弥山展望台 | 畠山建設 (hatakeyamakk.com)
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