【大分県立美術館】板茂氏設計の開放的美術館。

概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!紹介している建築については、今とても注目を集めるパラメトリックデザインを用いて設計されたものを紹介していますので、ぜひ見てみて下さい!本日は、パラメトリックデザインではなく恐縮ですが、よかったら見てみて下さい!
また、この分野に興味を持つ方は、英語圏にもたくさんいらっしゃるということで、今後英語で発信を始めようと考えています!
さて、今日の建築は、「大分県立美術館」です。この建築は、その名の通り大分県にある建築で、板茂氏設計となっています。現在は、4月3日までの間、庵野秀明展をやっています。自分もそれに行ってきました~!建築に関しては、とても開放感を感じさせるものでした。詳しく話していきます!
行ってみるには?
見どころ

見どころは、三階に上るまで、全く気づきもしない隠れたこの美しい場所。なぜわざわざ姿を隠しているのか、、

また、上の写真のように、開放感のあるアトリウムもやり切っているな、と思いました。
所在地
アクセス
空港からのアクセス:大分空港からはバスで1時間ほどです。
電車でのアクセス:JR大分駅府内中央口(北口)から徒歩15分です。また、バスもご利用いただけます。
車でのアクセス:大分ICから車で10分です。
さらに詳しいアクセスや、ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。
建築としての評価は?
建築家(構造設計)
今回の設計は、板茂氏です。
彼の代表作には、ポンピドゥーセンター・メスや成蹊大学図書館、ニコラス G ハイエック センターやスイデンテラスがあります。どれも行ってみたいと思うものばかりです。ハイエックセンターは実際に行ったことがありますが、圧巻でした!(写真見つからずでした、、(;'∀'))

自分のフランス出身の友達も、一番好きな建築で、これのおかげで坂茂氏が一番好きな建築家だ、と話してくれました。
コンセプト
開放感、ですね!
デザインのプロセス

コンセプトの背後にあるのは、美術館を来訪者のみが中を知っているブラックボックスにしたくないという思いです。
この写真を見ればわかりますように、坂茂氏を代表するガラスのシャッターを主に使っていて、さらに、エレベーターまでをもガラスにして空間を視覚的に繋げて、そして広く開放的に見せています。
機能について
美術館や、カフェがあります。
カフェにおいては、「紙の教会」などに代表される、坂茂氏の得意とする紙管を使った内装です。

外観

街路をアトリウムに取り込み、来訪者の方以外も、気軽に訪れることができる空間になっています。
1,2階だけでなく三階についても人々を引き込むよう、外からも中の様子がなんとなくうかがえるようになっている。
内観

外観や一番の見どころだけの建築が多いにも関わらず、この建築は、それ以外の空間でもいくつも「かっこいい!!」と思う場所が出来上がっていました。
この建築の構成材料
大分県産スギ材です。
斜材は構造体のブレースとなっています。
計画のはなし
動線プラン
一階から三階までは、直線のエスカレーターで上へ上へと導かれます。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。さらに建築を学びたい、という方は、もしよかったら見ていってください!
参照サイト等
・アクセス | 美術館ご利用案内 | 大分県立美術館(OPAM)
・ポンピドゥー・センター・メス(フランス) | SUMAU
・建築について | OPAMについて | 大分県立美術館(OPAM)
たくさんの建築の、どうやってできたかの部分が載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。
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参考にしている書籍の紹介
私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者の方は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
狭く深くというより、隈研吾さんの事務所の設計した建築について広く浅く学ぶことができます。初学者の方から、隈研吾さんの建築をいくつかしか知らないという方に本当におすすめなので、ぜひご一読ください。隈研吾建築図鑑です。
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今日のプチコラム
今回の参考書籍の隈研吾建築図鑑以外にもとても役に立った書籍がありますので紹介します。
もしよければご一読ください。「場所原論」 著:隈研吾
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皆さん、明日も頑張りましょう!
公式サイトも併せてチェック!
公式サイトはこちらです。
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