【北京国家遊泳中心(北京国家水泳センター)】
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築計画という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!紹介している建築については、今とても注目を集めるパラメトリックデザインを用いて設計されたものを紹介していますので、ぜひ見てみて下さい!
また、この分野に興味を持つ方は、英語圏にもたくさんいらっしゃるということで、今後英語で発信を始めようと考えています!
さて、今日の建築は、「北京国家水泳センター」です。これは、PTW建築設計事務所の設計です。
行ってみるには?
見どころ
所在地
アクセス
ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。
建築としての評価は?
建築家(構造設計)
伊東豊雄建築設計事務所の設計です。
彼の設計には、他にも、台中メトロポリタンオペラハウス、レ・アール国際設計競技案があります。
また、難しいアルゴリズミックデザインを可能にするために重要と言える構造設計は、アラップが手掛けています。
アラップとは?
イギリスのオヴ・アラップが設立した構造設計事務所で、日本の設計事務所の建築の多くも担当している。例えば、台中メトロポリタンオペラハウス、レ・アール国際設計競技案(どちらも伊東豊雄建築設計事務所設計)を担当しています。
アルゴリズムは?
等体積の立体で空間を分割する際に隔壁面積が最大になる単位形態を使用していて、これは、ケルヴィン問題の解と呼ばれています。それによって、構造体=全体空間となるよう構成しました。
その結果得られたのは、石鹸膜などの自然現象のように、壁面積が最小となる幾何学的合理性をモチながらも多様性のある形態を得ることができる。これによってまさにコンセプトに適う設計ができたというわけなのです。それに加え、この形は構造的にも最適化されているのです。
コンセプト
水の泡をイメージしました。
デザインのプロセス
水の泡を再現するアルゴリズムを考案しました。
機能について
オリンピックの際の競技場として使用されました。
オリンピックなどの行事がないときでも、このオリンピック公園の周辺には面白い建築ばかりなので、十分行く価値があるのです!私も行ってみたい〜!
この建築の構成材料
日本の旭硝子(AGC)が開発したETFT(フッ素樹脂)という素材です。
ETFTとは?
半透明の特殊なプラスチックフィルム製です。腐食性と保温性に優れ、昼間は太陽光を取り入れ、室温調整の働きを持つ一方で、夜は内側からライトアップされ、暗闇の中に妖しい青い光を放つ。巨大な青い細胞のようにも思えるし、今にも動き出しそうなミズクラゲのようにも見える。
引用:https://www.itmedia.co.jp/d-style/articles/0808/15/news005.html
また、他の特徴として、透過性、軽量性、長寿命性、曲線的な加工が可能というメリットもあります。
計画のはなし
環境・敷地計画
オリンピック公園の中に位置していて、他にも有名な「鳥の巣」などの建築があります。
最後に
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介していましたが、ほかの方の建築も紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
参考書籍の紹介
今日から紹介する、アルゴリズミック・デザインの建築の設計プロセスが載っている本で、伊東豊雄氏の建築なども載っています。おすすめなのでぜひこの書籍をどうぞ読んでみて下さい。
下の書籍は、上の書籍を読んだ後に読むべき実践編の書籍です。Processingというプログラミング言語を使ったデザインの実践に関する書籍です。
その一方で、この書籍はProcessingよりも新しくできた、Rhino+Grasshopperというソフトを使ったアルゴリズミック・デザインをする初心者向けの書籍となっています。とてもお世話になっている、おすすめの本です!
参照サイト等
・アルゴリズミック・デザイン 編:日本建築学会
・https://www.itmedia.co.jp/d-style/articles/0808/15/news005.html
“【北京国家遊泳中心(北京国家水泳センター)】” に対して1件のコメントがあります。