【高輪ゲートウェイ駅】隈さんの創る折り紙屋根
概要
こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!
さて、今日の建築は高輪ゲートウェイ駅です。この建築は隈研吾さん設計で、山手線30番目の新駅です。鉄骨とスギの集成材で作った折り紙形状のフレームで膜を支えています。駅構内の壁や柱は、木の板を凸凹を付けて貼る「大和張り」という伝統技法を採用。
行ってみるには?
見どころ

一番の注目すべき点は、この大屋根です。和紙のように見える効果を狙い、膜材にしました。
「和」のテイストを感じさせるため、木質感を最大限に活かしています。
上に見えるのが、スギのルーバーです。
公式サイトをまずチェック!
公式サイトはコチラ↓
JR東日本:駅構内図(高輪ゲートウェイ駅) (jreast.co.jp)
所在地
アクセス

もっと詳しく(独自の観点からの評価 )
建築家(構造設計)
また隈研吾氏の設計した代表的な建築で、もっとも有名なのは、国立競技場です。
近作で、都内にあるものの中はスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京、根津美術館、明治神宮ミュージアム、JR高輪ゲートウェイ駅、浅草観光センターなど多数あります。
このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)
昨日紹介した建築はコチラ!
コンセプト
和のテイストです。
デザインのプロセス
折り紙をモチーフとした大屋根や、隈研吾さんの得意とする木材や木目を使った設計になっています。
昼は日射を取り込み、夜は行燈のような光を映す設計になっているそうです。
この建築の構成材料

建築家界での評価は?
ブレースが多く屋根の傾斜が分かりにくいところが欠点になってしまっています。
計画のはなし
平面・配置プラン
公式サイトに載っていました。
構造プラン
膜構造となっています。屋根に荷重がかからない駅だからこそですね。
まとめ
参考書籍
隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!
この書籍も作品集ですが、上の書籍よりも深く学ぶことができます。上の書籍で広く浅く隈建築を知ったあとに、少し深掘りする、という使い方が良いと思います。
図面なども載っていて、ボリューム感が良いです。とてもおすすめです。
言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!
参照サイト等
・隈研吾建築図鑑 画・文:宮沢洋
・JR東日本:駅構内図(高輪ゲートウェイ駅) (jreast.co.jp)
・高輪ゲートウェイ駅の見どころは? チェックしたいポイント5選 - 鉄道コム (tetsudo.com)
・高輪ゲートウェイ駅開業 山手線に49年ぶり新設: 日本経済新聞 (nikkei.com)
今日のプチコラム
皆さん、明日も頑張りましょう!