【Starbucks Reserve Roastery Tokyo】隈研吾氏が作るインダストリアルなハイテク空間

出典:STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO|スターバックス コーヒー ジャパン


概要

スターバックスの高級版の「スターバックスリザーブロースタリー」の世界で5番目であり、日本初となる店舗。
建築設計と外装を隈研吾氏が、内装をスターバックスデザインのリズ・ミュラー氏が担当。工場のような内部。

スターバックスリザーブロースタリーとは?
スターバックスが2014年に新しく始めた試みで、店内に焙煎機があることで、提供されるまでの時間さえエンターテインメントへと変えた特別な空間が作られている。

桜で有名な目黒川沿いに立ち、3,4階には見下ろすテラス席があり、春や秋は大人気になるという。

※22/06/20更新しました!
筆者が実際に訪れてみました、、!!そこで私は感じた驚くべき内容は、、?!
ぜひ最後まで見てみて下さい~

行ってみるには?

見どころ

参照:この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)

一番注目すべきはやはり外装のピンピンと張ったロッドに吊られている植木鉢。

これは、このスターバックスの店舗は、最新のロースターという機能を持つために、外装にも新しい建築の機能提案を行いたかったそうです。

これは給排水設備にもなっているそうです。さすが、、、

公式サイトをまずチェック!

公式サイトはコチラ
STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO のデザイン|スターバックス コーヒー ジャパン

所在地と建築について

スターバックスが、銀座や表参道ではなく、ここ、中目黒を選んだことに関して、隈研吾氏はこのように言っています。

中目黒はもともと川沿いの軽工業地帯で、まだわずかに工場が残るインダストリアルな雰囲気をもつ街。僕がパリに構える事務所もこんな雰囲気の街にある。焙煎機を中心にした施設ですから、どこか工場的ですし。まずは川に沿ってテラスをつくり、そこでコーヒーが飲みたいなと想像しました。ですから計画の起点はテラスにあったんです 

隈研吾

この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)
出典:この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)

これが、中央に位置するロースターです。かっこいい、、、!!

アクセス

出典:STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO|スターバックス コーヒー ジャパン

中目黒駅 徒歩14分、池尻大橋駅 徒歩14分

ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)

22/01/12現在の状況です。

■ 営業時間  : 7:00-22:00(土日祝日含む)※3F ARRIVIAMO Barは9:00-22:00
■ 酒類の提供 : 10:00-22:00(21:30ラストオーダー)
*同一グループ1テーブル4名様までのご利用に限る。

!実際に行ってみた感想!

この記事を書いた後、筆者が実際に訪れてみた結果をお話します!
単刀直入に言うと、入ることができませんでした。。。なぜかといいますと、直前にテレビで放映されたからか、整理券を配る専門の建物が隣にあるくらい激混みなんです、、、💦

ここからはご期待の建築についてです。

自分撮影。

見た目はできた当初の姿のままで、さらに人気もそのままという、さすが隈さんの建築、という感じがしました。
しかし、私が衝撃を受けたのはここからです。

まず、上に浮いていると紹介した力が入っている植木鉢が一階からだと全く見えないということです。
また、かっこいい中の様子もガラスが反射してあまり見えませんね。。。
さらにこの庇についてですが、何の意味があって斜めに開いているのか正直わかりませんでした。川の方向を向かせるためなのかもしれませんが、目の前にある目黒川はあまり綺麗ではないので、桜のシーズンしか良い効果を発揮しないのではないかなと思ってしまいました。
外観については、期待が大きかった分この三つの点がちょっと残念でした、、、

自分撮影

もっと詳しく(独自の観点からの評価 )

建築家(構造設計)

建築家は、隈研吾氏。(外装を担当。)

彼は、今回の建築についての話の中で、このようなことを言っています。
幅広い設計を行う中で、それらの共通点とは?
どこも、その施設らしさは考えないこと。自分自身がいかにくつろげるかを考えるのだそうです。

構造設計は、アラップというイギリスに本社を置く国際的なエンジニアリングコンサルティング企業です。

コンセプト

上の「所在地」という項でも述べましたが、この中目黒というインダストリアルな土地と、どこか工場のような雰囲気を持つ新しい形のスターバックスの店舗を周囲の環境をどう統合していくかを一番に考えたそうです。

デザインのプロセス(コンセプトをどのような手法でこの建築に落とし込んでいったのか)

出典:この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)

周囲の環境との統合を考えた時に、彼が思いついた建築の形が、テラスでした。ではそのテラスをどんな形にしたのか。
そこで、隈研吾氏の手法である、日本的な要素を組み込むという方法を使っています。
テラスを、日本的な要素の「エンガワ」のような場所だと考えたのです。

外観

出典:この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)

スターバックスを象徴するのは、コーヒーのようなこげ茶色。さらに、この近くには桜で有名な目黒川が流れています。この二つの地域の特徴を生かし、今回の建築には杉材を用いました。

杉材は個体差を持つため、一目で自然素材の表情を出すことができるそうです!

また、今回の杉材は液体ガラス処理を施していて、そのために変色が抑えられています。

まとめ

参照サイト等

この場所は東京という街の‟リビング”だ。建築家・隈研吾が「スターバックス リザーブ ロースタリー」に込めた思いとは。|Pen Online (pen-online.jp)
STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO のデザイン|スターバックス コーヒー ジャパン

参考書籍

隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私が一番におすすめしている書籍です。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!

言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!

今日のプチコラム

本当に行ってみたくなりました。
東京に住んでいるので、行ってみたらまた更新しようと思います!

本日はお疲れ様でした。 皆さん、明日も頑張りましょう!

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