【東京工業大学 Hisao & Hiroko TAKI PLAZA】このパラパラ建築が、私の最後のブログを飾ります。

出典:TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

概要

こんばんは!「一日一建築」と称して毎日自分の好きな建築について発信しています著者のちぇりーです!
このサイトの特徴として、建築学生が建築という観点から評価するというところで、ボリュームは少し多めですが、その分、建築についてより深く学べると思うのでぜひ見てみて下さい!

さて、今日の建築は、「東京工業大学 Hisao & Hiroko TAKI PLAZA」です。
この建築は、東京工業大学の大岡山キャンパス正門入り口近くにある国際交流センターです。卒業生でぐるなび創業者で会長の滝久雄氏の寄付で、隈研吾建築都市設計事務所の設計のもと、令和2年11月に完成しました。また、この大学の敷地内には、篠原一男氏が設計した「博物館・百年記念館」もあります。併せて見てみて下さい!

また、この建物は、自分が憧れだった大学の東京工業大学であり、さらに今自分の参考にしている書籍のトリを飾っている、自分にとってとてもご縁がある(と思いたい(笑))建築となりました。最後、と言っているのは、隈さんの建築を紹介するのが最後ということで、今後も一日一建築は続けていきますので、ぜひご覧になってください。

行ってみるには?

見どころ

床が屋根とルーバーによって接続されていくところです。
ほかの巨匠の建築とは全く違い、とても存在感が薄いです。環境との調和を大事にする隈氏の思想が表れていますね。
圧倒的な存在感を持つ、ほかの巨匠の建築について例を挙げると、近つ飛鳥博物館(安藤忠雄)や京都駅ビル(原広司)です。

所在地

アクセス

ご利用案内(営業時間、一般開放しているか、利用料金等)については、コロナ下において変更の可能性もありますので、ご自身でHPのほうをご覧ください。

もっと詳しく(独自の観点からの評価 )

建築家(構造設計)

また隈研吾氏の設計した代表的な建築で、もっとも有名なのは、国立競技場です。
近作で、都内にあるものの中はスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京根津美術館明治神宮ミュージアム、JR高輪ゲートウェイ駅、浅草観光センターなど多数あります。

また、著書に『自然な建築』(岩波新書)、『小さな建築』(岩波新書)、『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)、『広場』(淡交社)、『場所原論』(I、II)等があります。

このブログでは、「一日一建築」と称し、毎日、主に隈研吾氏の建築を紹介しています。よかったらご一読ください。↓
Pioneer Of Attractive Archi – より深く名建築について知ることができるサイト。 (attractive-archi.tech)

昨日紹介した建築はコチラ!

【廣澤美術館】建築を風景にする。隈さんの創る隠れ建築。

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いつも参考にしている書籍の紹介が最後にあります。私事ですが、実は今日は、この本に載っているすべての建築を紹介し終わった記念日なのです!これからも自分の好きな建築家さんの建築や、行ってみてよかった建築を引き続き紹介していきます!どうぞ見ていってください~!

コンセプト

建物と地面を一つにつなぐことです。

機能的提案

若い頃に体験する国際交流こそが、多様性を認めあい、相互理解につながり、ひいては世界平和にもつながっていくという理念と想いから。
「つながり」をキーワードに「外国人学生と日本人学生がここで出会い、絆を深め、共にまだ見ぬ未来を生み出そう」というコンセプトのもと建設された施設は、滝氏の平和への願いを反映して夫妻の名を冠しています。

引用:【内覧会Report】隈研吾設計 東工大〈Hisao & Hiroko Taki Plaza〉が竣工、大友克洋原画の陶板レリーフがお目見え |FEATURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

外観

出典:東工大の新たなランドマーク Hisao & Hiroko Taki Plazaが完成 竣工記念式典・内覧会を開催 | 東工大ニュース | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

大岡山というの多い土地性をいかし、丘をイメージさせる外観としました。

校舎への間の桜のアプローチや、隣の図書館の持つ緑地へと緩やかにつながっていきます。

内観

出典:TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

外の地形のような形に沿った吹き抜けを持っています。

内部空間もまた、大地のようなステップ状の空間が拡がり、国際交流に関わる活動がシームレスに展開されています。1つの大きな建築空間にこれらの活動が展開されることで、それぞれが視覚的にも体感的にもつながり、多様な交流が生まれることが想定されています。

計画のはなし

平面・配置プラン

出典:TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

これが入り口です。本当にわくわくします。

断面プラン

出典:TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

気づく人は少ないのですが、「丘」の様な階段の手前には、大階段があります!その夜景はとても美しいものとなっています。

環境プラン

緑の多いこの大学の入り口として最適な建築だと思います。その後の緑地へと緩やかに足を運ぶことができます。

まとめ

参考書籍

隈研吾氏の建築を学ぶ上で、私がいつも参考にさせていただいている書籍は、「隈研吾建築図鑑」という名前で、著者は宮沢洋さんです。日経の出している本なので内容は安心かつ、すべてイラストで構成されているため、とても読みやすいです。
図解でわかりやすく、かつ明快な分類でまとまっていることがこの本の特徴です。初心者の私でも読むのが楽しく、かつ建築学生として有用な知識が詰まっていました。
隈研吾建築の変遷を全体的に捉えること、一つ一つの建築の特徴を理解すること、というどちらものアプローチで学ぶことができます。
ぜひ手に取ってみて下さい!

この書籍も作品集ですが、上の書籍よりも深く学ぶことができます。上の書籍で広く浅く隈建築を知ったあとに、少し深掘りする、という使い方が良いと思います。
図面なども載っていて、ボリューム感が良いです。とてもおすすめです。

言わずと知れた名著です。建築に携わるものとして、読むことは必須だと思います!

参照サイト等

・隈研吾建築図鑑 画・文:宮沢洋
東工大の新たなランドマーク Hisao & Hiroko Taki Plazaが完成 竣工記念式典・内覧会を開催 | 東工大ニュース | 東京工業大学 (titech.ac.jp)
TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)
【内覧会Report】隈研吾設計 東工大〈Hisao & Hiroko Taki Plaza〉が竣工、大友克洋原画の陶板レリーフがお目見え |FEATURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)
日刊建設工業新聞 » 東京工業大学/Taki Plaza(東京都目黒区)が完成/記念式典開く (decn.co.jp)

皆さん、明日も頑張りましょう!

公式サイトも併せてチェック!

公式サイトはコチラ↓
TAKI PLAZA | 東京工業大学 (titech.ac.jp)

施設概要

所在地:東京都目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学大岡山キャンパス
規模:地上3階+地下2階
延床面積:約5,000m²
設計:隈研吾建築都市設計事務所
施工:鹿島建設
着工:2019年5月
竣工:2020年12月
グランドオープン:2021年春予定

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